宮田莉朋が加入するFIA F2チーム『ロダン・カーリン』とは。過去には日本人ドライバーが多数在籍

Discussion in 'News and Articles' started by Auto News, Nov 28, 2023.

By Auto News on Nov 28, 2023 at 1:46 AM
  1. Auto News

    Auto News Moderator Staff Member

     ロダン・カーリンは11月28日、2024年シーズンのFIA F2において、2023年の全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパーGT GT500クラスのダブルタイトルを獲得した宮田莉朋を起用すると明らかにした。ここでは、2024年シーズンのFIA F2で宮田とともに戦うロダン・カーリンのレース活動遍歴を振り返る。

     2022年シーズンまで『カーリン』として活動した同チームは、レーシングカーコンストラクターのボウマンや、ウェスト・サリー・レーシングでチームマネージャーを務めたトレバー・カーリンがイギリスで立ち上げたレーシングチームだ。

     1997年のイギリスF3選手権から活動を開始。2000年にホンダの育成ドライバーの佐藤琢磨が加入し、2001年に琢磨とともにイギリスF3、F3マカオGP、F3マスターズを制覇し、日本でもその名が広く知れ渡ることとなった。

     また、カーリンは琢磨以外にも在籍した日本人ドライバーが多いのも特徴だ。イギリスF3では2001年に星野一樹、2002年に細川慎弥、2005年〜2006年に井原慶子が在籍。FIA F2では2019年に松下信治、2020年に角田裕毅。FIA F3では2019年に名取鉄平が所属したほか、2019年から2021年には日本のBuzzグループがFIA F3チームのタイトルスポンサーに就任しカーリン・バズ・レーシングとして参戦するなど、近年も日本とは縁深いチームだ。
    .
    2001年イギリスF3に参戦した佐藤琢磨(カーリン)

     2011年よりGP2に参戦を開始するが2016年に撤退。ただ、2018年にはGP2から名称を改めたFIA F2に参戦を開始している。2018年からは北米最高峰のインディカー・シリーズに参戦するも、2021年をもって撤退している。また、2019年にはOIRC Team YTBとタッグを組み、YTB by Carlinとして全日本F3選手権にも参戦していた。

     2023年シーズンはFIA F2、FIA F3、F1アカデミーなど、フォーミュラカーレースを中心に参戦。さらに、ルイス・ハミルトンが立ち上げ、エクストリームEに参戦するX44ビーダ・カーボン・レーシングと提携、2023年シーズンよりロダン・カーリン副代表のステファニー・カーリンが同チームのチーム代表に就任している。

     2023年1月にニュージーランドに拠点を置くハイパフォーマンス自動車メーカー『ロダン・カーズ』の創業者デビッド・ディッカーが新たな大株主に就任したことが明らかにされ、チーム名も『ロダン・カーリン』へと変更された。ただ、カーリンの創業者でチーム代表のトレバー・カーリンと、チーム副代表のステファニーを含むチーム首脳陣は続投している。

     なお、ロダン・カーリンは2025年以降のF1参戦を目指し、参戦申請に当たる『関心表明書』をFIA国際自動車連盟に提出したが、.されている。ロダン・カーズは、申請が受理された際には、ニュージーランドのファクトリーでF1カーを製造する計画を立てていたとも明らかにしている。
    .
    『ロダン・カーズ』の創業者デビッド・ディッカー

     そんなロダン・カーリンのFIA F2における活動のうち、ダラーラ製シャシー『F2・2018』で争われた過去6シーズンの成績を見てみよう。『F2・2018』シャシー初年度の2018年は、セルジオ・セッテ・カマラとランド・ノリスという布陣でチームタイトルを獲得。ドライバーズタイトルはARTグランプリから参戦したジョージ・ラッセルが獲得するも、ノリスがシリーズ2位を手にした。

     2019年は松下とルイ・デレトラズという顔ぶれとなると、チームランキングは4位に。2020年は角田とユアン・ダルバラが加入し、角田がシリーズ3位となり、チームランキングも3位に浮上。2021年はF1昇格を果たした角田に代わってダン・ティクトゥムが加入し、チームランキング3位に。2022年はリアム・ローソンとローガン・サージェントの布陣で挑み、ローソンがシリーズ3位、サージェントがシリーズ4位、チームランキング2位に浮上した。

     2023年はレッドブル育成ドライバーのエンツォ・フィッティパルディ、ゼイン・マロニーが加入。2台ともレッドブルのカラーリングを纏ったが、優勝はフィッティパルディの1勝に留まり、チームランキングはプレマ・レーシング、ARTグランプリに続く3位で終えた。

     宮田が加入する2024年シーズン、FIA F2には新車が導入される。この新型車両は各チームへ2023年12月末までに1台は引き渡される予定で、2台目は2024年1月より順次引渡しされる計画だ。また、2024年シーズン開幕前の公式プレシーズンテストを前に、各チーム1台ずつのシェイクダウンが行われる見込みだ。2024年シーズン、宮田はロダン・カーリンとともにどのような戦いを見せてくれるだろうか。

    ■カーリン/ロダン・カーリン チーム成績&優勝回数
    (2018年〜2023年)


    シーズン ドライバー ドライバー チームランキング 優勝回数
    2018年​
    セルジオ・セッテ・カマラ​
    ランド・ノリス​
    1​
    1
    2019年​
    ルイ・デレトラズ​
    松下信治​
    4​
    2
    2020年​
    角田裕毅​
    ユアン・ダルバラ​
    3​
    4
    2021年​
    ダン・ティクトゥム​
    ユアン・ダルバラ​
    3​
    4
    2022年​
    リアム・ローソン​
    ローガン・サージェント​
    2​
    6
    2023年​
    エンツォ・フィッティパルディ​
    ゼイン・マロニー​
    3​
    1​


    .
    カーリンから2019年FIA F2に参戦していた松下信治
    .
    2019年FIA F3第4戦イギリスを走行する名取鉄平(カーリン・バズ・レーシング)
    .
    2020年FIA-F2第10戦ロシア 角田裕毅(カーリン)

    .
     

Comments

Discussion in 'News and Articles' started by Auto News, Nov 28, 2023.

Share This Page