首位独走のトヨタ、タイトル獲得決定を目標に4年ぶり開催のWRCチリに挑む

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By Auto News on Sep 22, 2023 at 8:15 PM
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     9月28日(木)から10月1日(日)にかけて、南米のチリでWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・チリ・ビオビオ』が開催される。実に4年ぶりの開催となるこのイベントに、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)は3台のトヨタGRヤリス・ラリー1をエントリーさせた。

     3台のトヨタワークスカーには、69号車にカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組、33号車にエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組、18号車に勝田貴元/アーロン・ジョンストン組が乗り込む。

    ■マニュファクチャラー選手権3連覇&ロバンペラの2連覇達成なるか


     2019年5月に初めてWRCイベントとして開催されたラリー・チリは今回、4年ぶりとなるWRCカレンダーへの復帰を果たした。ラリーの舞台となるのは南北に長いチリの中部に位置するビオビオ州。2019年大会と同様に、その州都であるコンセプシオンにサービスパークが置かれることとなる。

     ラリー・チリのステージはグラベル(未舗装路)で、流れるようなコーナーが続く森林地帯の中高速ステージだ。しかし、非常にツイスティなセクションも多く4年前とは構成が大きく異なっていたり、新たに設けられたステージがあったりと、ドライバーたちにとってはチャレンジングなラリーとなりそうだ。

     前戦アクロポリス・ラリー・ギリシャで2023年シーズン3勝目を飾ったロバンペラは、ドライバーズランキング首位の座を守るだけでなく、総合2位フィニッシュを果たした同ランキング2位の僚友エバンスに対するリードを33ポイントに拡大。今季も残すところ3戦となり、ロバンペラの2年連続となるドライバーズタイトル獲得がチリで決定する可能性も浮上している。

     さらにマニュファクチャラー選手権においては、首位のTGR-WRTと2位のヒョンデの差が91ポイントとなっており、この差をチリでさらに13ポイント広げることができれば、TGR-WRTは3年連続となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得することになる。また、ドライバー選手権3位につけているヒョンデのティエリー・ヌービルに対するポイントリードが保たれた場合、今季のタイトルはどちらかのTGR-WRTドライバーが獲得することになる計算だ。

     4年前の大会を振り返ると、当時TGR-WRTのドライバーだったオット・タナク(現Mスポーツ・フォードWRT)がヤリスWRCで勝利をおさめたほか、サポートクラスのWRC2プロではロバンペラが、WRC2では勝田が、それぞれR5車両で優勝を飾った。当時Mスポーツのドライバーを務めていたエバンスも、トップカテゴリーのWRカーを駆って総合4位入賞を果たしている。

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     今回のラリー・チリは9月28日(木)の午前中にシェイクダウンが行われ、ビオビオ県の首府ロス・アンヘレスで現地時間19時から行われるセレモニアルスタートで開幕。この日はSSの走行はなく、翌29日(金)の朝から競技が開始される。その金曜日はサービスパークの南東エリアでデイ1として、ミッドデイサービスを挟みつつ3本のステージを各2回走行する予定だ。デイ1は1本目のステージのみ4年前と一部重なっているものの、進行方向は逆向きとなる。

     一方、30日(土)に行われるデイ2のステージは前回大会とあまり変わらず、サービスパークの南側で3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行。3日間で最長の一日となるデイ2のステージ合計距離は154kmに達し、なかには太平洋を見下ろす風光明媚なステージも含まれている。

     ラリー最終日となる10月1日(日)はサービスパークの東側に新設された2本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行し、そのうち最終ステージとなるSS16が“パワーステージ”に指定されている。全16本のステージ合計距離は320.98km。リエゾンを含めた総走行距離は1239.43kmだ。

     南米のイベントに向け「3クルー全員でいい結果を出したい」と意気込みを語るのは、TGR-WRTを率いるヤリ‐マティ・ラトバラ。

    「前戦ギリシャでの素晴らしい結果により、すべてのチャンピオンシップで好調を維持しているが、今シーズンはまだ3戦残っている。タイトルを獲得し、最高の結果を出し続けるためには、まだまだやらなくてはならない重要な仕事があるんだ」

    「ふたたびチリに戻るのは興味深いことだし、私は2019年大会にこのチームから出走したけど、ギリシャと比べるとはるかにスムーズで高速なグラベルイベントだね。道はフィンランドやウェールズ、ニュージーランドで見られるような特徴をいくつか組み合わせたような感じだ。非常にテクニカルなセクションもあるし、高速で流れるような道もあれば、ひたすら曲がりくねった道もあるといった具合かな」

    「きっといいイベントになると思うし、3クルー全員でいい結果を出したいと思っているよ」
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    2019年に開催されたラリー・チリ。マシンはヤリ-マティ・ラトバラ駆るトヨタ・ヤリスWRCC
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    2019年にWRC第6戦として開催された前回のラリー・チリ
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    2019年ラリー・チリでWRC2クラス優勝を飾った勝田貴元(右)と前TGRチーム代表のトミ・マキネン

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