3月26日、2023年MotoGP第1戦ポルトガルGP MotoGPクラスの決勝がポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は12位でチェッカーを受けた。
迎えた決勝日は青空が広がるなか、全てのセッションがドライコンディションで行われた。朝のウォームアップ走行で、中上は計6周回をこなし、1分39秒409の11番手で終えて決勝に向けて最後の調整をした。
中上は決勝レースでのタイヤ選択は、フロントにミディアム、そしてリヤにはほとんどのライダーがミディアムを選ぶなか、ソフトタイヤを選択した。ミディアムではエッジのグリップ不足に悩み、思うようにペースを上げられなかったことからこの選択にしたという。
そして、予選18番手だった中上は、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)がスプリントレースでクラッシュを喫して欠場となったため、決勝は17番グリッドからスタート。オープニングラップではひとつポジションを上げ、さらに上位を争う3台が転倒や順位を落としたことで、中上は13番手に浮上する。
その後は、前を走るラウル・フェルナンデス(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)を追い、終盤に交わすと、そのまま12位でチェッカーを受けた。前日のスプリントレースでは15位に終わったが、課題としていたリヤのトラクション不足解消に向け、収集した多くのデータを生かして、決勝ではポジションアップと、ポイント獲得へと繋げた。
次戦の第2戦アルゼンチンGPは連戦となるが、「アルゼンチンGPの開催されるテルマス・デ・リオ・オンドはホンダとの相性がいいと思うので、今年はしっかり結果を残したい」と語る中上は、マシンのセットアップを進め、シングルフィニッシュを目指す。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:12位)
「とても厳しいレースでした。今日のパフォーマンスはベストとは言えませんが、17番グリッドからスタートし12位でフィニッシュすることができました。リヤにソフトコンパウンドを選択しましたが、これは正しい判断でした。レースではベストを尽くし、終盤に1分39秒3というベストラップを出すことができました」
「序盤はなかなかリズムをつかめませんでしたが、今日の状況を考えれば悪くないレースでした。今日はポイントを獲得することができましたが、よりよい結果を目指し、これからもプッシュしていかなければなりません。次戦に向けてやるべきことはたくさんあります。テストと最初のレースを終えて、多くのデータを得ることができたので、あとは自分たちがどこでタイムをロスしているのか、どこを改善できるかをしっかり考えたいです」
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中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
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中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
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中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
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中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
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中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
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中上貴晶「パフォーマンスはベストと言えないが、リヤのソフト選択は正しい判断」/第1戦ポルトガルGP決勝
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