SBK第4戦オランダ:バウティスタが開幕11連勝を記録。ファン・デル・マークが母国で表彰台に上がる

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By Auto News on Apr 14, 2019 at 10:12 PM
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     スーパーバイク世界選手権(SBK)第4戦オランダがTT・サーキット・アッセンにて行われ、Aruba.it レーシング-ドゥカティのアルバロ・バウティスタが開幕から11連勝を達成した。

     この第4戦は、悪天候により土曜日のレース1が2度のスタートディレイの末に日曜日に延期。さらにスーパーポール・レースが中止になったことにより、2レースのみの開催となった。

     また今回のレースより、ホンダとドゥカティのエンジン回転数の上限(レブリミット)が変更された。ドゥカティ・パニガーレV4 Rは16,350回転から250回転下がった16,100回転、ホンダCBR1000RR SP2は14,550回転から500回転上がり15,050回転となっている。

     スーパーポールでは、ここまでの3戦で9連勝を挙げているバウティスタが1分34秒740をマークしてポールポジションを獲得し、第2戦タイから3戦連続となるポールポジションを獲得した。

     2番手につけたのは、母国レースを迎えたパタ・ヤマハ・ワールドSBKチームのマイケル・ファン・デル・マークで、タイムは1分34秒822だった。3番手は、ファン・デル・マークからわずか0.006秒差の1分34秒828を記録したマーカス・ライターベルガー(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)。2018年王者のジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)は1分35秒530で8番手だった。

     なお清成龍一(モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム)は、スーパーポールでのクラッシュにより当初はレース1を欠場することになっていたが、無事に日曜日に開催された2レースへ出場した。

    ■レース1:バウティスタが連勝記録を10に伸ばす。清成は15位入賞


     レース1は気温6度、路面温度8度というドライコンディションでスタート。ポールポジションのバウティスタがホールショットを奪い、その後ろでライターベルガーが2番手に浮上。ファン・デル・マーク、レオン・ハスラム(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、レイというトップ5でオープニングラップを終えた。

     2周目に入るとライターベルガー、ファン・デル・マーク、レイによる2番手争いが繰り広げられる。ポジションを守ったライターベルガーはトップを走るバウティスタを1秒以内の差で追うが、その背後にはぴたりとレイがついていた。

     レイは8周目にライターベルガーを捉えて2番手に浮上するが、翌周にはライターベルガーがポジションを取り戻した。さらにライターベルガーにはファン・デル・マークが追いつき、その後ろでは5番手を走るアレックス・ロウズ(パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム)にハスラムが迫っていた。

     レースの折り返しを迎える頃には、バウティスタが後続に1秒以上の差をつけていた。残り周回数が10周をを切ると上位集団がばらけはじめ、2番手にレイ、3番手にファン・デル・マーク、以下ロウズ、ハスラム、ライターベルガーという並びでレース終盤を迎えた。

     結局トップを走るバウティスタはスタートから一度もポジションを譲ることなく、2番手以降を3秒以上も突き放して開幕から10連勝を達成。連勝記録ではコーリン・エドワーズとニール・ホジソン(それぞれ9連勝)を抜いて、単独2位に浮上した。
    .
    アルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)

     2位は8番手スタートのレイ、3位にファン・デル・マークという表彰台の顔ぶれに。ロウズが4位争いを制し、ハスラムは5位でフィニッシュ。一時はバウティスタに迫るかのペースを見せたライターベルガーは6位だった。また15番手からスタートした清成は、スタート直後に最後尾までポジションを落とすも、その後はポジションを取り戻し15位に入賞した。
    .
    マイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム)
    .
    清成龍一(モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム)

    ■SBK第4戦オランダ レース1順位結果(21周)

    Pos. No. Rider Team/Machine Time/Gap
    1​
    19​
    A.バウティスタ Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R)
    33’30.479​
    2​
    1​
    J.レイ カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR)
    3.130​
    3​
    60​
    M.ファン・デル・マーク パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム(ヤマハYZF-R1)
    4.934​
    4​
    22​
    A.ロウズ パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム(ヤマハYZF-R1)
    10.679​
    5​
    91​
    L.ハスラム カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR)
    10.859​
    6​
    28​
    M.ライターベルガー BMWモトラッド・ワールドSBKチーム(BMW S1000RR)
    15.105​
    7​
    7​
    C.デイビス Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R)
    17.001​
    8​
    81​
    J.トーレス チーム・ペデルチーニ・レーシング(カワサキZX-10RR)
    20.227​
    9​
    54​
    T.ラズガットリオグル ターキッシュ・プセッティレーシング(カワサキZX-10RR)
    20.276​
    10​
    66​
    T.サイクス BMWモトラッド・ワールドSBKチーム(BMW S1000RR)
    21.748​
    11​
    2​
    L.キャミア モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム(ホンダCBR1000RR)
    32.686​
    12​
    33​
    M.メランドリ GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマハYZF-R1)
    38.777​
    13​
    11​
    S.コルテセ GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマハYZF-R1)
    43.075​
    14​
    50​
    E.ラバティ チーム・ゴーイレブン(ドゥカティパニガーレV4 R)
    46.018​
    15​
    23​
    清成龍一 モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム(ホンダCBR1000RR)
    46.293168​
    16​
    80​
    H.バルベラ Orelac Racing VerdNatura(Kawasaki ZX-10RR
    2 Laps​
    RET​
    21​
    M.ルーベン・リナルディ バーニーレーシングチーム(ドゥカティ パニガーレV4 R)
    5 Laps(リタイア)​
    RET​
    52​
    A.デルビアンコ アルティア・ミエ・レーシングチーム(ホンダCBR1000RR) 11 Laps(リタイア)

    ■レース2:レイ、バウティスタを止められず。連勝記録は歴代1位タイに


     通常であればレース2の前に行われるスーパーポール・レースが中止となったため、このレース2のスターティンググリッドも、土曜日のスーパーポールの結果が適用された。

     レース2は気温9度、路面温度15度のドライコンディションで行われた。ポールポジションからスタートしたバウティスタがこのレース2でもホールショットを奪った。ところが8番手スタートのレイが一気に2番手までポジションを上げると、そのままトップに浮上した。

     レイはバウティスタよりもわずかに速いペースで周回を重ねたが、6周目にはバウティスタがトップの座を取り戻し、ファステストラップを記録した。さらに3番手までポジションを上げていたデイビスもレイをパスして2番手に浮上するが、翌周にはレイが2番手に。この隙にロウズやファン・デル・マークもデイビスに迫り、ハスラムも含めた4名による3番手争いが繰り広げられた。

     トップに浮上したバウティスタは2番手のレイを1秒以上引き離してレース後半を迎える。その後ろではロウズとファン・デル・マークがデイビスとハスラムを引き離し、チームメイト同士で3番手を争っていた。
    .
    マイケル・ファン・デル・マーク、アレックス・ロウズ(パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム)

     残り4周のところで、3番手に浮上したファン・デル・マークが2番手のレイに追いついた。ファン・デル・マークはレイよりも速いペースで周回し、残り2周のところでレイをパスして2番手に。両者のギャップは0.2秒のままファイナルラップに突入した。

     一方トップのバウティスタは後続とのギャップを開いて独走し、最終的には4.688秒の差をつけて開幕から11連勝を達成した。これにより、2018年にレイが打ち立てた歴代1位の連勝記録に並んだ。

     最後まで続いたファン・デル・マークとレイの2番手争いでは、レイがファン・デル・マークに仕掛けた際に両者が接触するシーンも見られた。最後はファン・デル・マークとレイが並んでホームストレートへ戻ってきたが、わずかにファン・デル・マークの方が前でフィニッシュし2位に。0.018秒差でレイが3位となった。
    .
    アルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)、マイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム)、ジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)
    .
    マイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム)

     ロウズが4位に入賞し、一時は表彰台圏内を走行したデイビスが5位。その後ろではBMW勢が並ぶような形でフィニッシュ。6位にライターベルガー、0.014秒差の7位にサイクスが入賞した。なお清成は5周目にリタイアとなった。
    .
    マークス・ライターベルガー, トム・サイクス(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)

     同日行われたスーパースポーツ世界選手権(WSS)第2戦では、フェデリコ・カリカスロ(BARDAHL Evan Bros. WorldSSP Team Y)が今シーズン初優勝を飾った。2番手スタートのカリカスロはオープニングラップで8番手までポジションを落としたが、他のライダーのミスもあって2番手までポジションを取り返した。最終ラップに入るとチームメイトのランディ・クルメンナッハをパスしてトップに浮上し、背後に迫るクルメンナッハを抑えて優勝を飾った。

     3位はトーマス・グラディンガー(Kallio Racing)で、5番手スタートの大久保光(Kawasaki Puccetti Racing)は7位でレースを終えた。

     またスーパースポーツ世界選手権300(WSS300)では2戦目を迎えた。日本人ライダーの岡谷雄太(DS Junior Team)はスーパーポールで上位を狙える状況だったものの、バイクのトラブルによりタイムを計測することができなかった。さらには悪天候によりLast Chance Raceも中止となったため、決勝レース進出は適わなかった。

    ■SBK第3戦アラゴン レース2 順位結果(21周)

    Pos. No. Rider Team/Machine Time/Gap
    1​
    19​
    A.バウティスタ Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R)
    33’28.682​
    2​
    60​
    M.ファン・デル・マーク パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム(ヤマハYZF-R1)
    4.688​
    3​
    1​
    J.レイ カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR)
    4.706​
    4​
    22​
    A.ロウズ パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム(ヤマハYZF-R1)
    10.073​
    5​
    7​
    C.デイビス Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R)
    13.667​
    6​
    28​
    M.ライターベルガー BMWモトラッド・ワールドSBKチーム(BMW S1000RR)
    15.373​
    7​
    66​
    T.サイクス BMWモトラッド・ワールドSBKチーム(BMW S1000RR)
    15.387​
    8​
    91​
    L.ハスラム カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR)
    20.915​
    9​
    54​
    T.ラズガットリオグル ターキッシュ・プセッティレーシング(カワサキZX-10RR)
    22.922​
    10​
    81​
    J.トーレス チーム・ペデルチーニ・レーシング(カワサキZX-10RR)
    23.518​
    11​
    11​
    S.コルテセ GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマハYZF-R1)
    28.286​
    12​
    2​
    L.キャミア モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム(ホンダCBR1000RR)
    36.039​
    13​
    50​
    E.ラバティ チーム・ゴーイレブン(ドゥカティパニガーレV4 R)
    36.539​
    14​
    33​
    M.メランドリ GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマハYZF-R1)
    36.895​
    15​
    21​
    M.ルーベン・リナルディ バーニーレーシングチーム(ドゥカティ パニガーレV4 R)
    36.913​
    16​
    80​
    H.バルベラ Orelac Racing VerdNatura(Kawasaki ZX-10RR)
    37.095​
    17​
    52​
    A.デルビアンコ アルティア・ミエ・レーシングチーム(ホンダCBR1000RR)
    1’10.200​
    RET​
    23​
    清成龍一 モリワキ-アルティア・ホンダ・チーム(ホンダCBR1000RR)
    5 Laps(リタイア)​


    .
     

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