アキュラ勢とマツダが首位争いを展開するも、伏兵キャデラックが作戦勝ち/IMSA第3戦ロングビーチ

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By Auto News on Apr 14, 2019 at 9:32 PM
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     4月13日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦がアメリカ・カリフォルニア州のロングビーチ市街地コースで行われ、マスタング・サンプリング・レーシングの5号車キャデラックDPi-V.R(フィリペ・アルバカーキ、ジョアオ・バルボサ組)が優勝した。

     前戦セブリング12時間レースから約1カ月後の開催となった第3戦ロングビーチはレース時間、1時間40分のスプリントレースだ。また、市街地コースということで出走台数が制限され、シリーズ最高峰カテゴリーであるDPiクラスとLM-GTE規定車が争うGTル・マン(GTLM)の2クラスから計19台がグリッドに並んだ。

     晴天の下で迎えた決勝は前日の予選でポールポジションを獲得したアキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05を先頭に各車がターン1に流れ込む。このなかで4番手からスタートしたマツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-Pがポジションをひとつ上げ、総合3番手に浮上した。

     しかし2周目、その55号車マツダRT24-Pが5番手から2台抜きを図ったコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックと接触。姿勢を崩したマツダDPiはフロントからタイヤバリアに刺さってしまう。このアクシデントで1回目のフルコースイエロー(FCY)が出されるとともに、クラッシュを招いた10号車キャデラックにはドライブスルーペナルティが課された。

     リスタートは約15分後、7号車アキュラを先頭にレーシングスピードに戻っていくが、1周を回った直後、エリオ・カストロネベス操る7号車が突如失速。すぐにスピードを取り戻したものの3番手に後退してしまう。代わってトップに立ったのは前戦ウイナーのウェレン・エンジニアリング・レーシング、31号車キャデラックDPi-V.Rで2番手にはマツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-Pがつける展開に。

     スタートから30分過ぎ、クラッシュから戦線に復帰していた55号車マツダがコース上でストップしたことで2度目のFCYが導入される。このタイミングで各車が一斉にピットインに入るが、トップ3に順位変動はなし。ところが、首位で復帰した31号車キャデラックにピット作業ミスがあり、ターン4付近で右フロントタイヤが脱落。順位を落とすと同時にドライブスルーペナルティを受け、優勝争いから脱落することとなった。

    ■77号車マツダDPiがレース中盤戦をリード


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    マツダチーム・ヨーストの77号車マツダRT24-P
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    2019年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦ロングビーチ スタートシーン
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    右フロントタイヤがきちんとはまらないままピットアウトしてしまった31号車キャデラックDPi-V.R

     ディフェンディングチャンピオンの離脱によりトップに立った77号車マツダは、背後に7号車と6号車のアキュア勢を引き連れながらレースを進め、そのまま後半戦へ。

     スタートから1時間が過ぎ、各車とも2回目のピット作業のタイミングを迎えると、まずは3番手の6号車アキュラが42周目にピットイン。翌周に2番手の7号車アキュラが、その翌周に首位を行くマツダもピットに戻った。初勝利を引き寄せるためにも順位を守りたいマツダだったが、ピットアウト時には僅かながらアキュラ勢に先行を許してしまう。

     チェッカーまで残り35分、マツダDPiを交わしたアキュラ7号車と6号車のワン・ツー体制となったかに思われたが、7号車アキュラの前方には5号車キャデラックが立ちふさがった。アルバカーキ駆る5号車は1時間を迎える直前、39周目にライバルたちよりも早く2度目のピット作業を終えており、見事アンダーカットを決めたかたちだ。

     以後、チェッカーまでアルバカーキと7号車アキュラを操るリッキー・テイラーによるテール・トゥ・ノーズの戦いが繰り広げられるも、5号車キャデラックは最後まで首位の座を譲らず。最終的に0.740秒差でトップチェッカーを受け2019年シーズン初優勝を飾った。アキュラ・チーム・ペンスキー勢は2位、3位表彰台を獲得。実質20周に渡ってラップリーダーとなった77号車マツダは総合4位でレースを終えている。

    ■ポルシェGTチームが2連勝。フォードGTはファイナルラップに泣く


     GTLMクラスでは、ポルシェGTチームの911号車ポルシェ911 RSRと僚友912号車ポルシェがフロントロウを独占するなかでレースがスタート。前半の30分はこの順位のまま進んでいく。

     しかし、1回目のFCYが入る直前にフォード・チップ・ガナッシ・レーシングの66号車フォードGTがピットストップを完了させると、リスタート後には911号車を交わした912号車ポルシェの前に立ってみせる。

     だが、スピードでは直前のBoPが有利に働いたポルシェに分があり、スタートから56分後にこれを逆転。アール・バンバー、ローレンス・ファントール組912号車がそのままリードを保ってクラスウインを飾った。

     クラス2位はファイナルラップまで66号車フォードGTとバトルを繰り広げたコルベット・レーシングの3号車シボレー・コルベットC7.R、同3位には4号車コルベットC7.Rが入った。4位に終わった66号車フォードGTは最終ラップのターン8で、3号車コルベットに追突されかたちで態勢を崩してスピン、クラッシュを喫した。しかし、シリーズはこの件をレーシングアクシデントと判断している。

     IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦第4戦ミドオハイオは5月3~5日、ミドオハイオ・スポーツカー・コースで行われる。同ラウンドはDPi、LMP2、GTLM、GTデイトナ(GTD)という全4クラスでの混走で争われる予定だ。
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    2019年初優勝を飾ったフィリペ・アルバカーキ(左)とジャアオ・バルボサ(右)
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    オープニングラップでクラッシュを喫しそのままリタイアとなった54号車ニッサンDPi
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    GTLMクラスを制した912号車ポルシェ911 RSR
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    運も味方に首位に浮上した66号車フォードGTだったが、アクシデントで表彰台獲得とならず
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    2019年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第3戦ロングビーチ 決勝結果(PDF)

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